ダイワハウスXEVOΣの値引き率は最終的に15.9%でした。
我が家の見積りと値引きの関係は以下の通りです。
最初の見積り | 61,800,000円 |
最後の見積り | 52,000,000円 |
値引き | 9,800,000円 (15.9%) |
ダイワハウスの建築条件付き分譲地だったので、土地もダイワハウスのもので、値引きの対象となりました。
つまり、見積額は
- 建物本体価格
- 外構工事
- 土地価格
- その他諸費用
の全てが入っています。
元々値引きする前提の見積もりだったとは思いますが、私からの交渉や粘りで少し値引きを大きく出来たなと思ったのは以下の点です。
建築条件付き分譲地なら仮設トイレなどは共有化
ダイワハウスの分譲地だったので、その他にも工事中の現場が多くありました。
当初出てきた見積りを前に、営業さんに仮設トイレなどの共有化でもう少し絞れるんじゃないかと持ちかけると、すんなり「頑張ってみます」ってことで仮設トイレ費用などがほぼ半分になりました。
値引きできるのは建物だけじゃない
建物部分での値引きが限界に達しつつあった段階でも、もう少しなんとかならないかと渋っていたら、
土地の価格が1580万円→1500万円になりました。
ダイワハウス内部でも建物部分と土地部分では交渉部門が違うようで、建物でかなり値引きしたから土地はこれ以上値引きできない、とはならないみたいですね。
後からのプラスをチャラにする貯金システム
値引きしきったと思われていた契約直前でもうひと押ししました。
「今後の色決めなどで価格UPになった部分をある程度無料で見て下さい。」
この交渉は、建物の色や建材など、詳細まで詰めていない段階では、いい意味で曖昧で良かったのかもしれません。
結果的に、
「30万円分の価格UPまでは、こちらでなんとかします。」
と言ってもらい、契約書にも但し書きを入れてもらいました。
この方法、結構使えるんじゃないかと思います。
積極的な友人紹介を匂わせる
担当の営業さんとは結構仲良くなっていて、二人で飲みに行ったりしたこともありました。
また、会社の仲間とランチするついでに、ダイワハウスの営業さんも呼んで一緒にランチをしたこともありました。
その中でダイワハウスの宣伝も出来ていたので、新規のお客さん獲得の手応えも感じていたと思います。
30代後半から40代前半にかけての世代は、家を建てようと考える人が多く、収入も高くなってきているので、大手ハウスメーカーにとって熱い客層なのでしょう。
「親戚兄弟を含め3人くらいは紹介するから」
ってことで、最後の外構部分の見積もりで当初予算よりオーバーしていた
12万円を値引き
してもらいました。
別業者に依頼することも検討しているフリをする
外構やエアコンなど、量販店や地元工務店にお願いすることで、ダイワハウスの見積もりよりも安くあげられるケースもあります。
私も、外構とエアコン工事を別で見積もったところ、ダイワハウスとの違いは以下の通りでした。
項目 | 内容 | ダイワハウス | 別業者 |
外構 | 駐車場土間コンクリート車3台分 高木2本、低木20本 アプローチ 1m×8m 塀+タイル張り 1.8m×3m |
150万円 | 137万円 地元の外構業者 2業者中安い方 |
エアコン | 30畳用×1 6畳用×2 取り付け工事+取り付け部材 |
55万円 | 48万円 ヤマダ電機 |
ハウスメーカーの外構は、外構業者より30%くらい高いなんて情報もあったので、かなり期待していたのですが、思ったほど価格差はありませんでした。
それぞれ別業者にお願いすることには金額的なメリットがありますが、トラブル時の問題の切り分けが面倒になるというデメリットもあります。
でも、そのデメリットはダイワハウス側も同じなんだと思います。
特に、今回我が家が建てたのは建築条件付きの分譲地なので、周りは全部ダイワハウス。
別業者が責任を負うものが部分的に存在するのは、後々の管理が煩雑になるんです。
特に我が家の場合は建物と外構の塀が接する部分があるので、ダイワハウスと外構業者の工事が完全に切り離せない部分が出てきます。
ダイワハウスとしては、多少値引きしてでも全部任せてもらいたいという事になったのでしょう。
差額分の20万円は値引きされました。
でも、もし一般の土地だったら、
「どうぞ別業者でやってください」
って事になったと思います。
細かい部分を渋ることが大事
最終的な値引き率15.9%が大きいのか小さいのかはわかりません。
でも、想定以上の設備のグレードアップや内装にタイルを多用し、ダイワハウスの設定品外のものを使用した部分がありながら、この値引率だったので、私の中では納得のいく数字でした。
大事なのは数千円単位でも渋って考え直すことだと思います。
打ち合わせをする
↓
新たな追加部材が出る
↓
積算&見積り
↓
渋る&もう一度考え直す
↓
設定外の建材をネットで見つけてくる
↓
ダイワハウスは面倒くさい
こんなサイクルを永遠と6ヶ月繰り返しました。
ダイワハウス社員の人件費も考えると、これ以上打ち合わせに時間を掛けるくらいなら出来る限り値引きしたほうが良いっていう判断になりうる面倒なお客さんだったと思います。
「もういいや」って投げ出さずに最後までこだわった結果、予想よりも大きな値引きを受けられたなと思います。
注意
ここでの値引率は飽くまでも私の場合です。
地域、時期、間取り、土地付きかどうかなど様々な条件によって値引率は変わります。
また、私の場合、考え方によっては初期見積もりが高すぎただけなのかもしれません。
私がお伝えしたいのは、初回の見積もりの段階で「ダイワハウスは高いからだめだ~」と諦めず、じっくり交渉して見る価値があるということです。