玄関と廊下に付けた人感センサーライトが便利すぎる!新築する人に絶対オススメです。
我が家は
- 玄関
- 玄関ホール
- 2階の廊下
の3箇所に人感センサーライトを付けました。
特に玄関ホールのセンサーライトは快適です。
夜、帰宅して玄関に入るとパッと明るくなってくれるので、迎え入れてくれた感じがして心が温まります。
住み始めて半年以上が経ちますが、
センサーライトはめちゃくちゃ快適です!オススメです!
この記事ではセンサーライトのメリットデメリットをまとめつつ、ちょっとした失敗や設計上の注意点をまとめておきたいと思います。
センサーライトの取り付け位置
1階の玄関周りの図面がこれ。
玄関ホールはトイレに続く廊下も1系統にしたので、センサーの感知範囲が複雑で2つセンサーをつけました。
2階の廊下の図面がこれ
2階の廊下も複雑な形ではあるのですが、それぞれの部屋からの出入りを1つのセンサーで賄うことができました。
採用したセンサースイッチ
ダウンライト自体にセンサーがついているものもありますが、我が家が採用したのはPanasonicの壁付けのセンサースイッチです(型番はWTK1411W)
壁面につけると、そこからほぼ180度の範囲を感知します。(確度は設定可能)
明るさセンサーもついているので、明るい昼間は付きません。
「連続入」に切り替えれば普通の手動スイッチとしても使えます。
玄関ホールから続く廊下は壁付けセンサーだけでは感知できなかったので、追加で天井付けのセンサーを付けました。
玄関ホールのスイッチと連動しています。
スイッチのコントロール部分はすでに玄関ホールについているので、センサーのみを追加しました。
天井についていたほうが壁に余計なものがつかないのでシンプルにまとまります。
住んでみて分かったセンサーライトのメリットとデメリット
<メリット>
- とにかく手間がかからない。
- 消し忘れが無い。
- 帰宅時に明るいのは心があたたまる。
とにかく手間がないのが素晴らしいです。
特に通路のライトだと付ける側、消す側で2回操作することになるので一気にそれが無くなるのが嬉しいです。
また、ダイワハウスの標準のスイッチはシーソー型のスイッチなので、通路のスイッチだとONとOFFで傾きが入れ替わることもあり、常に煩わしさを感じます。
また、複数のスイッチが並んでいるとどれが廊下のスイッチかを意識しなければいけません。半年住んでますが、まだまだ無意識でスイッチを当てる事はできていません。
そういうスイッチに関する手間やストレスを一切無くしてくれるのが地味だけど非常にありがたいです。
<デメリット>
- コストがかかる。
- 夏の暑い日は感知しにくくなる。
人感センサーは人と周りの温度の差が少なくなると(3℃以下)反応しにくくなります。
だから夏の間はドアを開けてもすぐに反応せず、センサーエリアで1歩くらい動いたくらいでやっと反応します。
全くつかないということは無いので、不便には感じていません。
【設計時の注意】1つのエリアをセンサーと手動の混合にしてはいけない
我が家の場合、玄関ホールはセンサーが2つ必要になってしまいました。
センサーが増えてしまった分コストも掛かるため、ケチって「こっちは手動でつければいいか」って考えてました。
しかし、それは間違いです。
我が家が採用したセンサーは「明るさセンサー」も付いているので、人を感知しても他のライトで照らされて明るいときはセンサーライトは付きません。そうじゃないと昼間もついてしまうことになりますから。
つまり、ホールのライトと廊下のライトを同時に付けたくても、どっちかをつけるとどっちかが消えるという仕組みになってしまいます。
実際それでも問題はありませんが、
多分すごく落ち着かないです。
センサーにしようと決めたエリアは全部まるごとセンサーでON/OFFできるようにするほうが快適です。
節電効果は期待できないと思ったほうが良い
消し忘れが無くなるので節電になるのでは?
と一瞬思ったのですが、実際はそんな事ありません。
消し忘れ時の無駄な電力が無くなるのは確かですが、その分24時間365日ずーっとセンサーの待機電力がかかります。
実際、どのくらいかを試算してみると。
待機電力は1W程度でこれを24時間365日使いますから
1W × 24時間 × 365日 × 23円(東京ガスの単価) = 201.48円
一方、消し忘れ時間を1日30分とした場合
ダウンライト1灯あたりの消費電力は我が家の場合6W程度です。それが玄関ホール&廊下の場合4灯ついているので
6W × 4灯 × 0.5時間 × 365日 × 23円(東京ガスの単価) = 100.74円
つまり
センサーライト | 毎日30分消し忘れ | |
年間電気料金 | 約200円 | 約100円 |
なんと
センサーライトを付けたほうが毎年100円多くコストがかかる
ってことです。
消し忘れ時間を多く見積もれば逆転することもありますが、センサーライトを付ける時点で初期コストは数万円多くかかってますから、その元を取ろうと思ったら100年以上かかります。
つまり、
センサーライトは節電にならないです。
飽くまでも、快適さのためのアイテムだと割り切りましょう。
個人的には、30年以上住む家に数万円の予算でこの快適さがずーっと続くなら全然ペイできちゃうと思います。
【ちょっと失敗】階段にも付けるべきでした
我が家はリビング階段なので、LDKからドアを隔てずに階段室につながっています。
ここにセンサーライトをつけようか検討はしたのですが、センサーの位置が難しいことと、リビングが明るいときは階段のライトが付いてくれないので、上り初めの部分は良いとしても折れ曲がったあたりからは暗いままになってしまいます。
センサーを付けたとしても期待した動きをしてくれないんじゃないかという想定で、付けることを諦めました。
ところが、玄関ホールや2回センサーライトなので、階段の電気のON/OFFの手間が際立ってしまい、今になってもう少し考えてつければよかったと後悔しています。
Panasonicのセンサースイッチはセンサー範囲の設定もできるので、我が家の場合でもセンサー範囲を狭くしておけば期待通りの動きにできたかもしれません。(テストできないので怖いですが)
まとめ:センサーライトはお金を掛ける価値が十分ある!
小さなお子さんがいたり、たくさんの買い物をしてきた場合、玄関に入って両手が自由にならないケースってたくさんあるはずです。
そんな時に玄関を開けてパッとライトが付いてくれるのは、とてつもなくありがたいことです。
我が家も3歳の息子がいますが、夜に帰ってくる時に子供が寝てしまっていて抱っこでベッドまで連れて行かなければいけないって時、玄関→玄関ホール→2階廊下と全部センサーで反応してくれるので震える程ありがたい気持ちになります。
住む人の細かい快適性の追求は注文住宅ならではの楽しみ方だと思うので、これから建てる方にはぜひオススメしたい設備の一つです。
余談:子供が電気を消す習慣がつかない?
センサーライトでもトイレの自動洗浄でも、なんでも自動化すると子供のしつけができないという考えにぶつかります。
でも、結論から言うと、
子供はそんなに馬鹿じゃない
です。
「ここはセンサーだから自動で付いたり消えたりするよ」
とか
「ここは自分でスイッチを切るんだよ」
と普段から教えていれば、外に行ってもちゃんとできます。
ただ固定したパターンだけで教えるのではなく、根拠も含めて教えることで子供は自分で考えてあらゆるパターンに応じた判断ができるようになります。
なぜ、電気を消さなくちゃいけないのかまでさかのぼって教えてあげれば、子供の納得感も高まるはずです。
「子供だからそんなこと言っても理解できない」と諦めず、1000回同じことを伝えていくのがしつけであり、教育だと思います。
とにかく、
センサーライトはおすすめです。