玄関の電気錠は付けてよかった設備No1です!住んでわかったメリットと選ぶときの注意点

我が家の玄関はダイワハウスオリジナルのグランフルドアです。

我が家の玄関ドア

そしてこのドアにオプションで電気錠を付けました。

グランノワールの電子錠

価格は10万円ほどアップしましたが、

付けてよかった設備No1です。

半年ちょっと使ってみた感想や一般的な電気錠のデメリットについての考えをまとめておきます。

電気錠って何ができるの?

基本的には車のリモコンキーと同じです。

普段はこのリモコンキーを持ち歩きます。

電気錠のリモコンキー

そしてこのリモコンキーをカバンの中にいれたまま、ドアのボタンを押せば開けたり締めたりができます。

また、ドアがしまったときに勝手に鍵が閉まるオートロックモードに変更することもできますが、閉め出されるのが怖いので使っていません。

停電の時はどうするのか? 

電気錠なので停電時は使えません。

よく電気錠のデメリットと言われますが、

普通の玄関に戻るだけです。

リモコンキーとは別に通常のシリンダーキーを携帯しておいて、それを鍵穴にさして開ければOKです。

我が家は引渡し時にリモコンキー2つとシリンダーキーを5つもらいました。(写真はリモコン一つですが2つもらってます。またお願いすれば鍵を増やすことは可能です)

引渡し時に渡される鍵

いざというときのために、実家にもシリンダーキーを1本置いています。

リモコンキーの電池がなくなってしまった場合も同じようにシリンダーキーで解錠することになります。

でも、リモコンキーの電池残量が少なくなるとちゃんとランプと音で警告してくれるので事前に対応しやすいです。

リモコンキーの電池が無くなりそうな時のお知らせ

コントロールボタンが想像以上に便利

リモコンキーとは別に家の中にも壁面に2箇所、解錠ボタンを付けています。

電気錠を開閉できるボタン

これがとても便利です。

どう便利かというと寝る前に鍵が閉まっていることを確認できるからです。

我が家の場合、「さて寝るぞ」となって2階に上がっていくとき、1階の電気を全て消し、写真の右に見える階段の電気を付けます。

このときに

嫌でも玄関ドアのボタンも目に入ります。

もし玄関の鍵が開いていると

玄関ドアが空いているのがひと目で分かる

こんなふうに暗闇の中で真っ赤に光ってくれるので鍵が開けっ放しであることがひと目で分かるんです。

これが想像以上に便利で助かっています。

ちなみに、もし子供が間違って解錠してしまった場合などはしばらく(15秒程度?)玄関ドアが開かなければ勝手に鍵が閉まってくれます。

コントローラーはどこに付けるのがベストか?

我が家の電気錠のコントローラーがついている位置は以下の2箇所です。

電気錠のコントローラーの位置

②の位置は前項の通り、寝る前の確認に使えて便利です。

①は特に必要ない気もします。

お客さんが来たときに玄関に下りずに鍵を開けられるから便利かと思いましたが、結局ドアは開けてあげないといけないので、玄関に下りるのは必要になってしまいます。

でも帰ってきて玄関ドアが閉まるまで待つことなく、靴を脱ぎホールに上がるとちょうどドアも閉まっているので①のボタンを押して鍵を閉めるというスムースな流れが気に入ってきています。

あとは、妻が出かける私と子供を見送るときに「鍵は閉めとくから」と言って、私達が出ていってからその場で閉められるという便利さもあります。(地味ですね)

プラス10万円の価値はあるのか?

電気錠を付けることによっておよそ10万円ほどのコストアップになりました。

正直高いです。贅沢品です。

でも、もう手放せないくらい便利なのも事実です。

鍵の出し入れが無くなると鍵を無くすリスクも減るので、ある意味では安全性も高まるのかもしれません。

あとは、遊びに来る友人に「いいな~」と言われてちょっといい気分になれます(笑)

私はこんな使い方をしています。

私は車と家の鍵、nanaco、クレジットカード、運転免許証、いざというときの現金をひとまとめにして持ち歩いています。

リモコンキーの持ち運び

ほとんどの支払いは携帯やアップルウォッチでできるので、このチャックを開ける事はめったにありません。

このようにしておくと出かけようとして玄関のボタンを押したときに

「あ、鍵が開かない」

となるので、

車の鍵も免許証も忘れたことに気づけます。

必要なものがひとまとめになるので日によってバッグを変えたりする女性も楽ちんになるのでは無いでしょうか?

キーレス化とともにキャッシュレス化もおすすめです。

カードタイプ、携帯タイプの電気錠はおすすめしません

電気錠にはいくつか種類があります。

我が家が採用したリモコンキータイプの他に、カードや携帯をかざして解錠するタイプの電気錠もあります。

携帯やカードをかざして解錠するタイプの電気錠

しかし、

カバンの中から鍵を出すという最大の手間が残ってしまいます。

手間的にはシリンダーキーと変わらないので高い金額を出す意味があまりないのではないかと思いました。

デメリットについて

一般的に電気錠のデメリットとされていることについての私の考えです。

リモコンキーの置き場所に困る

リモコンキーは玄関ドアの80cm圏内にあると反応してしまいます。つまり玄関に置いておくのは危険ということです。

今までシリンダーキーを玄関のちょっとしたお皿の上に入れていた私達は「え?!」と思いましたが、車のキーと同じだと考えればバッグや財布とほぼ同じ扱いになるので、自然とリビングの貴重品置き場や寝室などに持っていくことになります。

鍵の紛失時に高くつく

リモコンキーを紛失した場合は新しいリモコンキーを買って玄関ドアとペアリングし直すことでリセットできるので、ほとんどお金はかかりません。

逆にシリンダーキーを紛失してしまった場合は、シリンダー交換が必要になります。電気錠と連動するものなので通常のシリンダー交換より高く付くでしょう。

しかし、シリンダーキーを紛失するリスクは格段に低いです。

使うことがほぼ無いですから。

私は停電時に備えてシリンダーキーを持つこともしていません。

なぜなら、シリンダーキーを紛失するリスクをわずかでも負うくらいなら、ほとんど起きることのない停電を受け入れます。

更に我が家は太陽光発電とエネファーム&蓄電池もあるので停電でもほぼ入れるとは思います。

オートロックで閉め出される

その通りだと思ったのでオートロックの設定はOFFにしています。

締め出しのリスクだけではなく鍵をちゃんと閉めたという実感がほしいのでオートロックを使っていません。

電気代がかかる

無視できるレベルだとは思いますが、使い続ける限りずっと電気代はかかります。

初期コストがかかる

我が家の場合は10万円くらいのコストアップになりましたが、これは快適さのためのコストとして割り切っています。

まとめ

少しでもやりたいなと思っているのなら新築時にやってしまうことをおすすめします。

新築時にやらないと電気配線工事に異常にお金がかかってしまうし、電気の配線をしない場合は電池式の電気錠を付けなければいけないので、定期的に電池交換をする手間が増えます。

電気錠は必要なものではなく、あったら便利なものです。贅沢品です。

でも、

毎日ため息が出るくらい便利です。