大型分譲地の人間関係に関する不安をじっくり考えてみた

大型分譲地における人間関係は、ネット上でも様々な情報が飛び交っています。それらの情報も踏まえて私の考えをまとめてみました。

大型分譲地を候補にしているけど、ネットの情報で判断を難しくしている人は是非一緒に考えてみて下さい。

ネットの情報をよくよく見てみると

ネット上で大型分譲地の人間関係をデメリットとして発言している人の殆どが、大型分譲地を選ばなかった人の意見であることに気づきました。

「絶対やめたほうがいい!我が家はやめました」
「私の知り合いが大変な目にあっている」
「いじめられたらどうすんの?引っ越しできないよ!」

そして、実際に住んだのであろう人達の発言は

「分譲地に家を建てたけど、近所付き合いは楽だよ」
「家が多すぎて誰が誰か把握できない」
「自治会もないから近所付き合いはマンション並み」

そう、つまり大型分譲地での人間関係トラブルなんて100人に1人が遭遇するかもしれないくらいのことで、実際にはほとんど無い話なんです。

逆に自治会があるような土地の方が強制的に近所付き合いをしなければいけないので、トラブルの確率は上がるのかもしれません。

ネットの情報がウソと言うわではありませんが、ちゃんと考えて見ないと、とんでもない確率で人間関係トラブルが起こると勘違いしてしまいます。

不確かな不安より確かな安心を再確認

人間関係トラブルは、起こるかもしれないし、起こらないかもしれない、とても不確かなものです。
しかもそれは大型分譲地だからというのが原因かどうかもわからない。
だから、そんなこと考えても意味無いです。

まずは、大型分譲地における人間関係について比較的確かなことを整理しておきましょう。

同じような人が集まるから共感できる

同じような人がいる環境って凄く安心できるんだと思います。

  • 小学校就学前くらいの子供がいる。
  • 同じくらいの世帯年収。
  • 同じ土地を選ぶという同じような思考。

だからこそ共感できるポイントも多く、良好な関係を築けます。
特に子育て世代となると余計です。

子供がうるさくても、時々いたずらをしてしまっても、子育て世代同士なら共感できるので「お互い様」という解決ができるんです。

子育ての大変さを共感できるって女性にとってはかなり大きなメリットになるんだと思います。

それをきっかけに良いママ友になれるのも良いけど、共感できるからこそ、そっと見守ってくれる関係も心地良いですよね。

新しい人が集まる新しい街

新しい街が生まれることで、「昔からやってきたから」という理由で惰性で続く慣習が無いことはいいことですね。

またある程度同世代が集まることになるので、地区の情報共有にいちいち回覧板回さないでみんなでLINEで共有しましょう、とか、町内会費はLINE Payなどの個人間送金サービスでっていう発想も受け入れられそう。

人が新しく、考え方も似ているので、理不尽な慣習に悩まされることは無さそうです。

確実に付き合えないジャンルの人はいない

私が以前住んでいた賃貸では、隣の家に若いシングルマザーが住んでいて、日々、子供に暴言を吐いているのを耳にしていました。
私から児童相談所に通報して、何度か相談員の方がチェックしに来ていました。
ちなみに、逆隣もシングルマザーでした。

妻が妊娠して間もなく引っ越しましたが、その時から住む場所で集まる人が決まるという考えを持つようになりました。

今回選んだ大型分譲地で考えれば、桁外れにお金持ちの家庭とか、遊びまくりのシングルマザーとか、明らかにお付き合いが難しそうな人が入ってくる可能性は極めて低いです。

土地の価格が人の質を分ける

ちょっと偏見っぽくて怖いですが、土地の価格と人の質には確実な相関関係があると思っています。

私たちが選んだ分譲地は坪単価30万ちょっとの、私の住む地域では高めの土地です。
私自身けっこう頑張って手を伸ばさないと買えないレベルでしたが、この分譲地のメリットを総合的に考え、投資価値があると思い、決めました。

その投資価値とは、そこに住む人の質です。

以下は私が考える土地建物へのお金のかけ方と人の質との相関図です。

土地が高い 土地が安い
建物が高い 高収入(稼ぐ力がある)
資産家
人生の選択肢が広く、いろいろなものを知っている
形あるものの価値を大切にする
(消費型)
自己顕示欲が強い
SNSをよく使う
建物が安い 目に見えないものの価値を大切にする
(投資型)
見た目の美しさに興味がない。
自然が大好き
こだわりが無い

決してこれが全てではありませんが、大きな傾向は間違っていないと思います。

土地も建物も高いものを選んでいる人は、選ぶ理由さえあれば土地も建物も安いものを選ぶこともできます。でも理由が無いから選ばない。

単純に「お金持ち=人の質が良い」ではありませんが、
「お金持ち=選択肢が広い」は確かです。
そして「選択肢が広い→心に余裕がある→他人にやさしい→良好な人間関係」という図式がイメージできます。

図で言う右上と左下は同じくらいの選択肢の幅を持ちながら、その配分が違うあたりが面白いです。結構、ここが運命の分かれ道なんじゃないかと思いました。

私が背伸びをしてまで決めた分譲地は、後から聞いたら、会社経営者や都内の大手企業に勤務する方も購入していると聞きました。

私達もそうですが、子供もそういう大人やそういう大人の教育を受けている子供と触れ合って欲しいという希望があります。

人間関係を気にするなら、土地と人の質の関係にも目を向けてみるといいと思います。
そうすることで、同じ分譲地でも、より高い分譲地を選ぶことで人間関係へのメリットが見えてくるかもしれません。

人間関係トラブルは誰もが避けたいと思ってる

これから私達が住む分譲地に住む人達は、きっと私達と同じ不安を持って決めたんだと思います。
つまり、
誰もが人間関係のトラブルは避けたい
最低限のお付き合いで適度な距離を保ちたい。
そう思ってるんです。

そう思ってる人達が集まるんだから、ボスママが出現してイジメが始まるようなことって、まずありえないと考えていいと思います。

極端な話、住む人全員が、あなただったら気が楽だと思いませんか?

末永く、良いお付き合いは物理的近さが大切

ちょっとポジティブな話です。

私は大型分譲地を選ぶにあたり、生涯に渡る妻の人間関係をメインに考えました。

子育て期間はほんの10数年です。
でもそこで出来た関係から、彼女が将来一緒に旅行をしたり、趣味を楽しんだりする仲間が出来るかもしれません。(いや、出来て欲しい)

私と違ってずっと会社勤めをするわけではないので、環境が作ってくれる人間関係としては子育てが最後のチャンスとも言えます。

子育てをきっかけに仲良くなれた友達と、子育てが終わってからも関係を持つためには、物理的に近いことがとても大事です。

そういう意味でも、かなりの数の人が1箇所に集まる大型分譲地は、
良い友人に恵まれる確率が高い
長いお付き合いをしていくための物理的な近さがある
という点で大きなメリットがあります。

最悪引っ越すという覚悟を持ち合わせておく

ボスママのイジメに限らず、その土地に住んだことで耐え難い苦痛を味わうようだったら、例え家を手放してでも引っ越しましょう。

その覚悟を持っておけば、起こりもしない不安に悩まされる無駄な時間を過ごさずに済みます。

検討したくらいなら分譲地を選択したほうが後悔が無い

このページをご覧になったということは、分譲地を検討しているのだと思います。
だったら分譲地を選択することをおすすめします。

なぜなら、

  • 大型分譲地の人間関係トラブルに遭遇する確率は極めて低い。
  • 大型分譲地における人間関係トラブルは分譲地じゃなくても起こりうる。
  • 大型分譲地じゃない土地では、もっと無数のトラブルの可能性を秘めている。

からです。