テレビの後ろの壁は平田タイルのRe-Work(リワーク)で石壁風にしました。
テレビの背面の壁はリビングの主役となるインテリアです。
我が家はテレビの背面に平田タイルのRe-Work(リワーク)を貼りました。
ちなみにフローリングは朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムで色がブラックウォールナットです。
リワークは色が2種類あって、グレーとベージュ。
我が家はフローリングとも合いそうなベージュにしました。
表面は見た目を裏切らない本物感があり、タイルとは言っても触るとほとんど石です。
でも触っても粉が落ちるようなことはなく、家の中でもきれいで安全に使えそうです。
私は
石の壁がリビングに突き刺さっているイメージ
にしたくて、そのために、かなり細かいところまでこだわりました。
以下、私の強いこだわりについての詳細が続きます。
こだわり1:大判タイルを切らずにぴったり貼りたい
リワークは2つのサイズがあります。
我が家は大きい方の40cm×80cmを使いました。
タイルの中ではかなり大きい方のタイルです。
これを切断すること無く横に3枚並べるために、テレビ裏のタイルを貼る壁のサイズを先に決めました。
80cmが3枚なので、
幅が2m40cmの壁です。
リビングの中央に持っていくことも考えましたが、右側の3連スリット窓は、外観上の大事な部分なので動かせません。したがってテレビ裏の壁はリビングの壁全体から見るとだいぶ左寄りにはなります。
でも、実際のソファの位置や動線を考えると結構ここがベストでした。
こだわり2:壁に厚みをもたせたい
石の壁が刺さってるイメージなので、周りのクロスと同じ厚さでは本物感が出ません。
だから石の壁の厚さを感じられるように24cm程ふかしています。
なぜ24cmかというと、ダイワハウスのロースタイルリビングは基礎の中に作るので、基礎の立ち上がり部分が壁よりも20cmほど出っ張ります。
この段が壁から20cm程出ています。
つまり、テレビ背面の壁のフカシが20cm以内だと、この段の上に乗っかってる状態になります。
石の重量感のある壁がこの段に乗っかってるのも変なので、更に前面に出すために24cmにしました。
マイホームデザイナーでこの壁のシミュレーションをしたのが以下の画像です。
壁にそのままタイルを張ったイメージです。
これはタイルがもったいない。
石壁の厚みはでましたが、ロースタイルの段に乗った状態です。
下から上に向かって壁紙→木→石と重量感が逆になるのが不自然で落ち着かないデザインです。
有りと言えば有りですが、ロースタイルの縁がグルーっとつながってると、大衆浴場っぽくてイマイチだと思いました(笑)
一番下で壁紙とツラが合ってしまうのが残念です。
一番下の壁紙とタイルの間に段差がついてると、石の壁の独立したイメージが強くなります。
現場ではタイル屋さんが難しい部分のタイルカットもすごくきれいに仕上げてくれました。
本当はぐるっと回ってる段がなくなるといいのですが、これを無くすために全ての壁をふかすと今度は窓の付き方がおかしくなるので諦めました。
でも、この段差、住み始めてみると、物を置いたり、人が背もたれにするのにちょうどいいので良かったです。
こだわり3:コーニス照明で上を隠す
タイルを下から貼っていくと、どうしても上端で半端がでてしまいます。
その半端を隠すと言う目的と、夜は間接照明でフワッと照らしたいという理由で、コーニス照明にすることにしました。
こうすることで、タイルの半端を隠せるし、この壁がどこまでも続いていくイメージにできます。
こだわり4:エコカラットではなく、タイルを使う
消臭や調湿効果のあるエコカラットが人気だったので、最初はエコカラットのストーングレースを候補にしていました。
私好みのとろみのある石目調です。
でも、
エコカラットの石目は本物感が無いです。
実は我が家はトイレにストーングレースを貼ったので、その差がよく分かるのですが、ストーングレースの表面はのっぺりしていて石の気泡の表現ができていないんです。
遠目に見るとプリントされた壁紙っぽく見えます。
これが我が家のトイレに貼ったストーングレース(30cm×30cm)
トイレだと近くからしか見ないから、ちょうどよかったかもしれません。
もう一つエコカラットをやめた理由は目地が無いってことです。
これ、エコカラットのメリットだったりするんですが、目地が無く、角が落とされている親切な処理は本物っぽさを犠牲にしてしまいます。
我が家に貼ったストーングレースとリワークの比較です。
写真では分かりにくい差なんですが、実際に完成してみると、平田タイルのリワークにしてホントに良かったと思っています。
幅木はつけて実用性は重視
幅木を付けるか付けないかでかなり迷いました。
でも、付けました。
掃除をしやすいというメリットがある壁掛けテレビなのに、幅木が無いとタイルを割ったり汚すのが怖くて掃除がしにくい、なんて訳がわからないことに。
幸い床と同色の幅木だし、リワークは幅木よりちょっと分厚いので幅木が目立ちません。
最終的には実用性を無くさずに、理想のデザインにできたので良かったです。
まとめ
調湿性や消臭性能があるためにエコカラットを選ぶ人が多いのかもしれませんが、デザインを追求したい場合はタイルのほうが明らかに質感がいいです。
しかも、エコカラットのストーングレースより平田タイルのリワークの方が安かったです。