フローリングの色で迷いまくって最後はダーク色にしました。

床材は、朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムに決めていたのですが、色を決めるのが大変でした。

当初、この雰囲気に憧れて「オーク N-45°」に決めていました。

ライブナチュラルプレミアム オーク
ライブナチュラルプレミアム オーク

明るさもありつつ、質感の高さも感じるのでいいな~と思っていたんです。

ところが、壁紙や建具、家具のことを考え始め、最終的にはブラックウォールナットに変更しました。

ライブナチュラルプレミアム ブラックウォールナット01
ライブナチュラルプレミアム ブラックウォールナット01

そこに至った経緯と考え方をまとめてみました。

床より壁のほうが雰囲気への影響が大きいだって?

当初、床を明るい色にしたいと思っていたのは、部屋全体が明るい雰囲気になるからです。

やっぱり長く家族が暮らす中で、少しでも明るい雰囲気のほうが、マインドも明るく保ちやすい。つまり、

明るい色 = 家族が幸せになれる

という考えが強かったんです。

ところが、コーディネーターの人が

「床よりも壁や天井のほうが視界に占める面積が大きいので、床は結構何を選んでも大丈夫です。」

って言ったんです。

何でも疑ってかかる私は、それから何日もいろんな場所に行く度に床の色と壁の色、トータルの雰囲気を確かめました。

結果、その通りでした。

友達の家に遊びに行っても、その家がどんな床の色だったか覚えてないことも多かったです。
それくらい床って印象に残らない。

考えてみれば、普段生活する中で視界の大半が床になることって、意識的に真下を見るか、めちゃくちゃ広いリビングにいる時です。

それ以外では下を向いたとしても、ダイニングテーブルやローテーブルがあるので、床が視界の大半を占めることって意外に無いなと思いました。

視界に占める床面積の量
視界に占める床面積の量

つまり、部屋を明るい雰囲気にという意味では、壁や天井や家具を意識し、床はもっと別の基準で選んで大丈夫ってことです。

キズやゴミが目立たない床がいい

キズやゴミが目立つ色の床は避けたいと思っていました。

だから明るい色はできれば避けたかったんです。

でもライブナチュラルプレミアムのオークは木目が際立っているので比較的ゴミが目立ちにくいんじゃないかな~と思って当初はこれに決めてました。

ライブナチュラルプレミアム オークの木目
ライブナチュラルプレミアム オークの木目

ちなみに今住んでいるアパートはメープル色のクッションフロアなんですが、めちゃくちゃ髪の毛が目立ちます。

メープル色のクッションフロア
メープル色のクッションフロア

キズ自体は目立たないのですが、キズに入り込んだ汚れは凄く目立ちます。

あと、子供がペンで書いてしまった頑固なインクがうっすらにじんで広がってしまっているのも目立ちます。

傷や汚れが目立たない色となれば、ダーク系の色がいい!
しかも、傷が目立ちにくように、比較的木目や色の濃淡があるやつ。

それって、ライブナチュラルプレミアムのブラックウォールナットなのでは???
いやいや、もうひと押しほしい!

明るい木目はどうがんばってもナチュラルテイスト

全体のテイストとしては、ホテルのようなちょっとシックで生活感の無い、でも温かみがある雰囲気にしたいと思っていました。

以前、宿泊した富山県のリバーリトリート雅樂倶が理想に近いと思っていました。

リバーリトリート雅樂倶「胡桃の間」
リバーリトリート雅樂倶「胡桃の間」

明るい色の床でもかっこいい雰囲気のモデルハウスっていろいろあったんですが、いざ自分の家でそれを再現しようとすると、なんか難しい。。。

マイホームデザイナーでも色々なパターンをシミュレーションしてみたんですが、明るい色の床ではどうしてもナチュラルテイストの家になっちゃうんです。

ライブナチュラルプレミアム オークの場合
ライブナチュラルプレミアム オークの場合

家具の合わせ方次第なところもあるけど、何かと暗い色の家具が浮きそうな気がします。

ライブナチュラルプレミアム ブラックウォールナットの場合
ライブナチュラルプレミアム ブラックウォールナットの場合

CGなので細かな質感の違いまでは再現できませんが、部屋の明るさはともかく、テイストとして好きなのはブラックウォールナットかな~?

もっと、もっと理由がほしい!

心理的に落ち着く空間は上が明るく、下が暗い

以前、積水ハウスの営業さんに、空間づくりについて教えてもらったのは、上を明るく、下を暗くすると落ち着く空間になるということでした。

自然界を見ても、空は明るく地面は暗い色。
300万年もの間、人類はそういう配色の中で生きてきたんです。

更に、明るいものは軽さを連想させ、暗いものは重さを連想させる。
重力の法則にもつながるイメージです。
だから重さを感じるものが下にあると安定しているイメージが持てて落ち着くっていうのは納得が行きます。

ちなみに、通路などの移動する空間は壁を明るく、床と天井を暗くして敢えて不安定さを出すことで移動する意識を補助する演出ができるそうです。

移動する意識を補助する配色
移動する意識を補助する配色

人間の心理をベースに考えるとある程度配色のセオリーもあるんだな~と思いました。

そう言えばドラゴンボールの中に出てきた「精神と時の部屋」は、全部が真っ白の世界で、そこにいると気がおかしくなっちゃうって設定でした。

ドラゴンボールより「精神と時の部屋」
ドラゴンボールより「精神と時の部屋」

まとめ

悩みに悩んだけど、考えていくとダーク系の色一択じゃんって感じでした。

明るい色の床でも上手に他のものをコーディネート出来たらよかったけど、今後家具を買うときの難易度が上がりそうなのでスパッと諦めました。

あと、我が家の場合、テレビをつける壁に石調のタイルを貼る予定なので、石の重量感を不安なく支えてくれる重量感が床にも無いと、ちょっとチグハグな感じになるなと思いました。

完成が楽しみです。