ダイワハウスXEVOΣで家を建てた記録 in 2018

2階にお風呂がある家を建て、半年住んでみてわかったこと。

我が家はお風呂を2階に作りました。

そうした主な理由は以下の3つです。

実際に住んでみてのメリットデメリットを含めた感想と、設計時の注意点などをまとめておきたいと思います。

LDKは申し分ない広さに作れた

LDKはダイワハウスの強い鉄骨造を十分に活かした、間仕切りのない広い空間にできました。

リビングはロースタイルなので、通常よりも余白を広くとった設計が必要です。

詳しくは↓

ロースタイルリビング設計の注意点

ダイニングはスペースとしてはそれほど広くありませんが、テラスがフラットにつながるので窮屈さはありません。

【WEB内覧会】ダイニング|コンパクトでもテラスが見える開放感

目隠し壁を付けているのでカーテンも不要です。

その他にもスタディースペース、リビング階段、玄関の土間収納などをたっぷり作れたのも1階にお風呂を作らなくてよくなったおかげです。

洗濯動線が素晴らしい

2階にお風呂を作ったことで当然洗濯機も2階の脱衣室に行くことになります。

これによって

濡れて重たい洗濯物を持って階段を登らなくて済みます。

これが日々いちばんうれしいことかもしれません。

服を脱ぐ → 洗濯する → 干す → 取り込む → しまう 

の全てが2階だけで完結するのでホントに楽です。

朝の身支度動線もバッチリ

私は出かける前に軽くシャワーを浴びるのですが、朝ごはんは家では食べません。

また妻と子供も出かける準備を終えてから1階でご飯を食べるので、朝起きてからお化粧や着替えなどが全て2階で完結し、1階でごはんを食べたらそのままでかけます。

これは各家庭の習慣次第ですが、

朝の忙しい時間に階段の上り下りが少なくて済むのはとても快適です。

2階にお風呂を作る際の注意点

設計段階でいくつか心配していたことがありましたが、住んでみて結果がわかったので設計上の注意点としてまとめておきます。

脱衣室からお風呂に入る時に段差ができる?

結論から言うと我が家は完全フラットにできました。

ネットで調べていると2階にお風呂を作る際に、床下の配管のボリュームがおおきくなるからお風呂部分を少し上げなければならず、その分段差ができるという内容を良く目にしました。

我が家の場合は全て2階の床下におさまったのでフラットになっています。

これはハウスメーカーごとの仕様なのか、設計次第なのかよく分かりませんが、作る前にしっかり確認しておくべきことだと思います。

最悪、お風呂の下の間取りで天井を低くするなどすればフラットにできるのかもしれませんね。

我が家はお風呂の下はトイレとキッチンの冷蔵庫&食器棚スペースなので、もしお風呂に段差ができるようなら1階の各スペースの天井を下げて対応できたと思います。

1階にいるとお風呂から流れる水の音がうるさい?

お風呂からの排水は1階の壁の中のパイプスペースを通って地下に流れていきます。

お風呂や洗濯機は流れる水の量が多いので、

1階にいる時に排水の音が気になるのではないか?

という疑問がわきました。

アパートに住んでいたときに、2階の人の排水の音が聞こえたりしたことがあったので、それが毎日になるとストレスだなーと心配になりました。

いろいろ考えた結果、パイプスペースをキッチンのカップボードの裏の壁にしました。

結果としては、

全く排水音は聞こえません。

いや、もしかしたら聞こえてるかもしれませんが、気になったことがありません。

壁+カップボードを挟んでいることと、キッチンは静かにしている場所ではないので例え聞こえたとしても影響はありません。

キッチンのスペースを少し食う形にはなってしまいましたが、カップボードが冷蔵庫やパントリーと面が1直線上にまとまったことや、小さな収納が作れたので良かったです。

リビングの壁裏にパイプスペースがある場合は注意が必要ですね。

最悪、パイプに巻く事ができる消音シートもあるので検討してみると良いかもしれません。

2階お風呂の最大の心配は「水漏れ」

2階にお風呂を作ることをためらう最大の理由は水漏れの際の被害の大きさでしょう。2階で水漏れがあれば1階の天井から下が水浸しになるかもしれません。

だから基本的に水回りは1階に持ってくるケースがほとんどです。

この点についての私の考えをまとめておきます。

水漏れに早く気づけるというメリット

2階にお風呂を作った場合、水漏れの点検のために1階の天井に点検口が付けられます。

これによって定期的に水漏れのチェックができます。(自分でやらなければいけませんが)

もし水漏れが起きた場合、2階にお風呂がある間取りの方が被害が大きいのは確かですが、被害が大きくならないうちに水漏れに気づけるのは2階にお風呂を作った場合です。

1階天井や壁のシミを見ることで発見できる可能性もあります。

1階のお風呂で水漏れが起きていたら、基礎部分の木材が水浸しになるまで気付くすべがありません。

水漏れは起こらないと考えてOK

新築戸建てとなると2階にお風呂を作っているケースが少ないから心配でしたが、考えてみればマンションもアパートも1階以外は全て同じことです。

それだけ今のユニットバスの水漏れリスクは低いということなのでしょう。

大地震の心配をするくらい、心配してもどうしようもないことを心配しているのかもしれません。

鉄骨だから躯体には影響がない

これはダイワハウスXEVOシリーズならではですが、鉄骨造なので建物の強度は鉄骨部分で保っています。

木造なら濡れた木が腐ってしまうことで大きく強度を落としますが、鉄骨ではその心配はありません。

築年数が経った時にしっかり点検する

水漏れに限らず、築年数とともに劣化するものはしっかり定期的に点検し、ケチらずにメンテナンスしていくことが大事だと考えています。

その点、ダイワハウスなどの大手メーカーはしっかり点検スケジュールをこなしてくれるので安心です。

2階お風呂のデメリットについての私の考え

2階の各部屋が狭い

その通りだと思います。

延べ床面積37坪ほどの我が家は2階の各部屋は6畳足らずの広さです。(室内干しエリアを作ってるので作り方次第だったとは思いますが)

でも、2つある子供部屋もシングルベッド+学習机は余裕で置けるので、必要最低限の広さは確保できています。

狭い分、冷暖房効率が良いことと、子供がこもりにくいと言う部分はメリットかもしれません(笑)

リビングから離れてるから朝の準備のとき寒い

リビングに近いと暖かいのか?は疑問ですが、実際に冬の脱衣室は寒いです。

だから我が家ではデロンギのオイルヒーターを毎朝妻がお化粧をする時間の30分前くらいから少しだけつくようにタイマー設定しています。

小さい部屋だからすぐに温まります。

水圧が弱くなる

今の新築住宅にそんな問題あるんでしょうか?

我が家は全く問題ありません。シャワーも痛いくらい勢いがいいです。

泥だらけの子供の汚れが家中に広がる

まだ泥だらけの子供を見たことがないので分かりませんが、たとえそうなってもせいぜい10年程度の話です。しかも毎日ではない。

30年以上住む家の10年。

しかも泥だらけになれるような場所が近所に無い。

確かに泥だらけの子供が家を汚すのは面倒そうではありますが、そのためにお風呂を1階に戻そうとは思いませんでした。

老後が大変

段差リビングの件も同じですが、2階のお風呂まで上がれない体になっていたらもっと違う問題が山積みなはずだと思います。

今から老後のリフォームを想定して作っても、

不確かな未来過ぎて無駄に終わってしまう気がします。

老後は土地ごと売ったり貸したりして相応のマンションなどに住めばいいのではないかと考えています。

売りづらい

売りやすさを考えるなら建売り住宅を買うべきだと思います。

買う人の立場になってみれば自分の好みにドンピシャのデザインや間取りじゃない限り中古の注文住宅より新築の建売を買いたいものです。

自動車なら性能もデザインも同じなので下取りを期待して購入しても良いと思いますが、注文住宅は個人が好き勝手にアレンジするものなので好みが合わないと厳しいです。

まとめ

昔は料理を作りながら洗濯も気にかけて・・・と家事もマルチタスクだったために家事スペースを集約する間取りが主流でした。

でもそれは料理も洗濯も手間がかかってた頃の話。今はすべてが短時間で終わります。

また家も昔のように平屋ではなく2階建ての家が主流になってきています。

配管工事の精度や設備の耐久性も年々向上しています。

時間のかかる家事&平屋を作れる余裕 → 短時間の家事&2階建てが主流

この時代の変化に間取りも合わせていく必要があります。

我が家の場合は共働きなこともあって、料理は1時間以上かけないようにしてますし、洗濯は夜寝る前に1回すれば済むようにしているので、料理と洗濯は時間帯が離れています。

だから

家に帰る → 料理を作る(1階)→ 食べる(1階)→ お風呂を入れる(2階)→ 昨日の洗濯物を取り込む(2階)→ 今日の分の洗濯機を回す(2階)→ お風呂に入る(2階)→ 洗濯物を干す(2階)→ 寝る(2階)

という1日の大きな流れが快適に過ごせるように考えた結果、お風呂は2階にという結論に至りました。