ダイワハウスの室内ドアはかなりたくさんの種類から選ぶことができます。
今思えば、色や形だけじゃなく
サイズについてもっと考えるべきだった
と反省しています。
これからマイホームを建てる人のために室内ドアの種類や、我が家のちょっと失敗についてまとめておきます。
大和ハウスの室内ドアのサイズと種類
まずはダイワハウスのカタログに掲載されているドアの種類とサイズです。
基本はこの15種類で、それぞれ
- 色の種類
- ガラスのスリットを入れるか入れないか
- 片開き、親子、引き戸などのタイプ
を選ぶことができるので、最終的な種類はかなり多くなります。
サイズ展開はほとんどのドアが以下の表のようになっています。
表の「0724」は幅が700mm、高さが2400mmという意味です。
一般的な片開きのドアは幅が700mmで、高さは2400mmと2200mmの2種類があります。
我が家の室内ドア
我が家はリビングのドアだけF1タイプのガラス入りにしました。
突板仕様なので、表面は本物の木で質感が高いドアです。
このドアの高さは2400mmですが、天井が2720mmなのでドアの上にも壁が出ています。
他は全てA2タイプにしました。
A2タイプは表面は化粧板ですが、見た目はかなり本物っぽい質感です。
サイズはトイレ以外0724のものです。
ここは2階なので天井高は2400mm。ドアも2400mmなので天井までピッタリ伸びています。
ちなみにトイレは幅が狭いものにしました。
標準の700mm幅を選ぶと1マス分の廊下の幅いっぱいにドアが広がりますが、画像を見るとドアノブの左側に10cm程壁があるのが分かります。この分だけドアの幅が狭くなっています。
さて、新築から半年住んでみて感じるのは
ドアがでかすぎる
ってことです。
高さ2400mmの室内ドアのメリット
一般的に言われるメリットは以下の2点です。
- 見た目がおしゃれ
- 構造がシンプルになる
2400mmは標準的な住宅の天井高と同じなので、ドアがピッタリ天井まで伸びて見た目がスッキリします。
また、ドアの上に横に渡す柱が1本いらなくなるので、構造もスッキリ、壁紙の処理もスッキリします。
高さ2400mmの室内ドアのデメリット
でも私が半年住んでみて感じるデメリットがありました。
それは
- デザインの良さを感じる機会がない
- ドアが重い(蝶番で支えきれてないのでは?)
- 空調効率が下がる(体感するほどではないけど・・・)
- ダウンライトの光を遮りやすい
まず、メリットだと思っていた見た目のすっきり感を生活の中で感じることがありません。
ドアを開けるときはドアノブを見るので、ドアの上2400mmの高さなんて1日の中で1度も見ることが無いです。
多分、もう見ること無いんだと思います。
展示場のような広い部屋なら離れた距離から部屋全体を見渡す中でドアのすっきり感がメリットになっていくかもしれませんが、延べ床面積40坪足らずの一般住宅ではそういう距離で見ることができません。
ドアが重い
開け閉めが大変というほどではありませんが、なんか重いです。
蝶番は3つ付いてますが、これだけで支えられるのか不安になります。
実際、1ヶ月点検でも半年点検でも室内ドアが「ブルブル」とブレる音がしていたのを調整してもらっていて、聞いたら蝶番のネジが緩んでいたとのことでした。
空調効率が落ちる
比べてないので体感することはできていません。
でもデザインの良さを体感することもないのに、ただ開口部が広くなっているので、
空調効率だけで考えたら単純にロス
になります。
ダウンライトの光を遮る
天井にピッタリ届いている状態で開閉するので、天井についているダウンライトの光を通すスペースがなくなり、完全に光を遮ります。
高さ2200mmのドアなら200mm分、光を通すスペースができるので我が家のようにドアが密集している空間がある場合、結構重要な200mmになる気がします。
これは我が家の2階ですが、ドアが密集しています。
暗くて見えなくなることはありませんが、ドアが動くたびに影が動く感じがなんだかちょっと圧迫感を感じます。
このドアは全部2200mmにすればよかったと思いました。
まとめ
ダイワハウスは施工もシンプルで済むし単価を上げられる2400mmを勧めてくると思いますが、私的には2200mm高さを基本と考え、必要性を確認した上で2400mmを使っていくのがオススメです。
99%の日本人は2200mmの高さで十分でしょうし、空調効率も上がり、もしかしたら価格が下がる2200mmの方がメリットが大きいです。
設計段階ではそういうことよりデザインの優先度が上がってしまうということを自覚できていれば・・・。